新たなサイバー攻撃が世界規模で発生中
先月、欧州をはじめとする世界150カ国以上において、ランサムウェア(*)を使った
大規模なサイバー攻撃が発生しましたが、27日にウクライナやロシアを中心に再びランサムウェアを使った世界的サイバー攻撃が発生しています。
前回は「WannaCry」が猛威をふるい、20万台を超えるコンピュータが感染し、病院、銀行、大学などが被害を受けました。
今回は「Petya」の亜種とみられるランサムウェア(GoldenEye)の攻撃を企業や政府機関が受けています。
GoldenEyeは、アクセスを取り戻す代償として300ドル相当のビットコインを要求してきます。
このような被害にあわないよう、下記のようなセキュリティ対策を確実に行ってください。
1.Windowsの修正プログラムを適用する
Windows Updateを実施するなど、最新のセキュリティ修正プログラムを必ず適用して
ください。なお、個人利用のPCだけでなく、研究室等で管理するWindowsサーバー類についても、セキュリティパッチ適用状況のご確認をお願いいたします。
2.ウイルス対策ソフトを更新する
各ウイルス対策ソフトをアップデートしてください。
ご利用されているウイルス対策ソフトが今回のランサムウェアを検知するかについては各ベンダにご確認ください。
3.不審なメールに注意する
不審なメールの添付ファイルを開封したりリンクをクリックしたりしないよう十分注意してください。
また、不審なメールを確認した場合はシステム管理者等に問題ないか確認してください。
ご不明な点等ありましたら、最寄のITCまでご相談ください。
(*)ランサムウェア(Ransomware)とは、メールの添付ファイルを開かせたりURLをクリックさせることによって感染し、重要なファイルを暗号化し人質に取り、身代金(Ransom)を要求するマルウェアです。
最終更新日: 2017年7月6日
内容はここまでです。